2016年5月5日木曜日

防災用の水を確保しよう

突然ですが、自宅に水を備蓄していますか?
災害などで水道が使えなくなった場合、成人1人に1日3リットルの飲料水が必要です。
一般的に、防災用の食料・飲料水は最低3日、できれば7日間分は必要とされています。
そうなると、一人暮らしでも9リットル~21リットルの水が最低必要です。
こんなに大量の水、準備するのが大変ですし、保存期間などに気を使いながら常備しておくのはもっと大変です。
ですので、私が実践している「災害時の飲料水の確保」について、公開いたします。


ペットボトルのお茶・水を多めに買う

ネットスーパーやアマゾン、コープ等を利用して、定期的にペットボトルのお茶・水を買います。
私の家は1週間に2リットルボトルを3本程度、消費しています。
ですので、常に10本程度、家に在庫があるように、定期的に買い足しています。

これだけで、もし水道が突然止まっても、20リットルは飲水が確保できます。(成人2人暮らしなので、3日分)
ペットボトル飲料は重いので、自宅まで運んでくれるサービスがおすすめです。

防災用井戸を確認しておく

みなさんのご自宅の近くに、防災用井戸はありますか?
もしあれば、場所を確認しておきましょう
Googleで「住んでいる地域名 + 防災井戸」等を検索すると、出てくると思います。

もし自宅の近くにあれば、災害時に大きな助けになります。ただし、災害時に慌てないように、下記の点を事前に調べて置く必要があります。

飲用水にできるか、できないか確認する。

防災用の井戸については、飲料水としての基準を満たしていないため、「飲用不適」とされているものがあります。私は自宅の近くの井戸が運悪く「飲用不適」だったので、家庭用の浄水器を準備しました。
私の家では、最寄りの防災井戸が「飲用不適」だったので、下記のブリタの浄水器を、日常的に使いながら、防災用ともしています。


下記の、カートリッジ1つで、1日7リットル浄化しても1ヶ月持つので、当面は飲料水に困ることはありません。


本当は防災用の本格的な浄水器があれば良いとは思うのですが、防災の為だけにそこまでお金をかけるのはもったいないので、私の家ではこの日常用と兼用できるこの浄水器を使っています。

【浄水器で、飲用不適の水が飲めるようになるのか】
下記の理由から非常用としては飲用可能になると考えています。
・井戸水が飲用に適さなくなる理由は、微生物と、水中に溶けた金属・有機物が原因です。そのため、水中微生物と水中に溶けた有機物・金属を除去できる浄水器であれば、浄化可能だと思われます。もちろん、メーカに問い合わせると「そのような利用は想定していません」という保守的な回答が帰ってきてしまいますが、実際には利用できると判断しました。この辺は自己責任での判断となります。

・「飲用不適」というのはそもそも、厳しい基準の水道水と比較しての話なので、災害時に1~2週間程度飲むだけなら問題がないような数値であることが多いです。
そのため、多少の基準値オーバーであれば、浄水器の利用で飲用には問題ない程度の水質になると判断しています。
(自治体の水質検査結果等がWebで公開されている事があるため、念の為、確認しておくと良いです。)
ただし、この「飲用不適」の井戸水を飲む方法は、災害時の本当に困ったときの奥の手として、自己判断でご利用ください。
自衛隊などの救助隊が給水支援に初日から来てくれればベストなのですが、それが望めない時の非常手段です。

持ち運び方法を準備しておく

日常生活の中ではあまり意識することはありませんが、水ってかなり重いです。
防災井戸などで水が入手出来ても、家まで運べないと意味がないので、運搬手段を普段から考えておきましょう。

【車が利用できる場合】
20リットル用のポリタンク等があると、便利です。

【自転車が利用できる場合】
100円ショップで売っている、5リットル水が入る防災用の水タンクがおすすめです。
私は自宅に4つ、常備しています。

【徒歩の場合】
2リットルペットボトル等をリュックに詰めて運びます。
3~5本程度が無難です。
緊急時には、大きなゴミ袋をリュックの中に敷いて、そのまま水を入れて運ぶこともできます。


上記のいずれの方法で運ぶにしても、漏斗などがあると、入れやすくて便利です。


水の確保は、災害時に最優先となる事項の一つです。
日頃から、利用可能な水資源を確認しておくと良いと思います。

どんとはれ!




0 件のコメント:

コメントを投稿